金沢研修2日目は、保育現場の環境整備の見学へ。
今回訪問したのは、家村先生が8年間にわたり取り組まれてきた現場です。
これまで先生の発信を見たり、今年のフォーラムでお話を伺ったりしてきましたが、
実際に自分の目で見られるなんて「行かない理由がない」と思ったほど。
そんな貴重な機会でした。
当初は、働きやすく安全な環境づくりとして進められていた取り組み。
そんな中、能登地震という大きな災害が起きました。
「地震で今までやってきたことの答え合わせができた」
その後は、とにかく
「子どもたち、そして職員の命を守る」
ことを最優先に、さらに改善を重ねられました。
人的被害を最小限にするための「防落ゾーニング」
必要なものがすぐに探せ、対処できるようにした「色のルール設定」など
さまざまな工夫の裏側に、家村さんや職員の方々の妥協しない姿勢を感じました。
当たり前にあるモノ”が凶器になる
日常的にそこにあるモノが、災害時には凶器になりうる
ということを、実物で体感できる展示コーナーもありました。
写真や文章では伝わりきらない「リアルな危険」を感じ
改めて防災・環境整備の重要性が胸に迫ってきました。
辛い現実を前に、諦めるのではなく、
改善を重ね、より良い形へ変えていく姿勢。
その8年間の積み重ねが、現場のあらゆる場所に表れていました。
また、その取り組みを外部にもきちんと伝わるように、
掲示や説明の工夫がされていたことにもとても感激しました。
「命を守る」を最優先に本気で考えると、環境はここまで変わるのか
目で見て、触れて、聞いて学んだ時間は、とても大きな収穫でした。
今回の取り組みを元に生まれた、家村先生の動画講座もリリースされています。
第1章はまるまる無料公開されていますので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。








